サービス

事業内容としては、環境ホルモン検出評価のためのDNAチップの製造、販売及びそれを用いた受託解析が現在の主力であるが、事業内容は大きく分けて3つであり、環境研究部門、医薬研究部門、健康食品・化粧品研究部門からなる。技術開発主体の会社経営を目指しており、環境ホルモンデータベース作成、工業製品、食品、医薬品の検査システムの開発並びにホルモン癌の診断、ホルモン製剤のスクリーニングのシステム開発も行っている。また、遺伝子の機能解明による遺伝子特許の取得を積極的に行い、DNAチップ技術の技術的優位性と競争力の強化を目指している。

環境研究部門(環境計測、調査、食品安全検査、環境ホルモン検査等)

環境図

環境図右

 

 

医薬研究部門(ゲノム創薬、抗癌剤、乳癌診断用DNAチップ研究)

マイクロアレイ技術はゲノム創薬科学における重要な基盤技術の一つであり、マイクロアレイ(DNAチップ)は種々の病態に特異的な遺伝子発現パターン(プロファイル)を同定し、医薬品開発のターゲットを迅速に発見することを可能にする。例えば、遺伝子発現プロファイル解析法であるマイクロアレイDNAチップを用いると、各種疾患モデルにおける体系的かつ網羅的な遺伝子発現解析を行うことができる。

我々の国内の乳がんの患者数は、厚生労働省の2005年患者調査によると約15万6千人である。1999年のがん罹患率の推計に基づいて計算すると89歳までに日本人女性が乳がんになるリスクは20人に1人になる。乳がんで亡くなった女性は2005年に1万720人で年々増加傾向であり、女性の壮年層(30から64歳)のがん死亡原因の第1位である。ホルモン療法にはタモキシフェンが使用され、1970年以来、3万人以上の人を対象に臨床試験を行った結果、乳がんに有効であることが証明されている。ホルモンレセプター陽性の人は、閉経前や後、リンパ節転移の有無などに関わらず、タモキシフェンを5年間服用することが推奨される。50才以上の人にタモキシフェンを5年間投与すると再発を47%、乳がん死を26%減少させると報告がある。このことは、裏を返せば約5万人(残りの50%)の乳がん患者が効果のないホルモン療法を受けていることにもなる。

しかしホルモン療法が効くか効かないかを見分けるいい方法は現時点で見つかっていない。もし見分ける方法があればより高率に再発を防止でき、一方でホルモン療法が効かない患者に対して5年間も無駄な治療をせずに済むことになる。ホルモン療法が効くか効かないかを見分けるには個々の乳がんの薬物への反応を実際にテストする必要があり、短時間で正確に解析するには遺伝子の発現状況をテストするのが最もよい方法と考えている。

しかし、こういったことのできる分析機器はまだ開発されていない。そこで、我々はホルモン療法に使用する抗がん剤タモキシフェン投与が有効と推測されるエストロゲン依存性乳がん患者を選び出し、テーラーメード医療が可能な乳がん診断用DNAチップを研究開発している。

 


健康食品・化粧品研究部門(特定保健用食品・次世代化粧品開発)

文字じゅたく

エストロアレイの例