女性ホルモン(エストロゲン)は、数多くの遺伝子に指令を伝えます。

女性ホルモンの生理作用 

 

 ヒトの体内で分泌される3種のエストロゲンにはエストロン、エストリオール、エストラジオールの3種類がありますが、このうち最も活性が高いのはエストラジオール(E2)です。

 エストロゲンは、細胞内では数多くの遺伝子(DNA)に対して、スィッチONかOFFかの指令を伝えます。その結果として、乳腺・子宮・脳・骨などの標的器官の細胞内で様々な生理現象が起こります。ただし、制御を受ける遺伝子の中には機能がよく分かっていないものもあります。
 大豆イソフラボンや環境ホルモンなどのエストロゲン様化合物もある程度似たようなDNAの制御を起こすと考えられていますが、その生理作用がどこまでヒトのエストロゲンと一致しているのかはよく分かっていません。 
 近年開発されたDNAマイクロアレイ技術は、多数の遺伝子の制御 (スィッチON/OFF)の状況を同時に解析することを可能にしました。これは、エストロゲンのようなホルモンの生理作用を調べるのに特に有効な技術と考えられます。
 

 

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